【VLOOKUPの使い方】4つの引数完全マスターでエラー知らず!

エクセルには500種類弱の関数がありますが、そのなかでもVLOOKUP(ブイ・ルックアップ)はとても効果的な関数です。

今回はVLOOKUP基本的な使い方をご紹介します。

VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)とは

Vは”Vertical”(ヴァーティカル)「垂直」「直立」「縦」といった意味ですが、エクセルなので「」というイメージが最もピッタリです。

”Look up”(ルックアップ)は「調べる」「探す」という意味で、こちらも「探す」という意味が最もピッタリです。

Check!

VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)は”Vertical”(ヴァーティカル:縦に)と”Look up”(ルックアップ:探す)という意味の造語。

タコさん
タコさん

VLOOKUPを使うとある単語を縦に探して別の単語を持って帰ってきてくれる。そんなイメージだよ。

VLOOKUPの使い方

関数の全体像

VLOOKUPには4つの引数(ひきすう)が必要です。

VLOOKUPに必要な4つの引数

検索値・・・どのキーワードを検索するか
範囲・・・どの範囲から検索するか
列番号・・・範囲の中で何番目の列を取得するか
検索方法・・・あいまいか完全一致か

なお、引数とは関数に必要な”材料”のようなものです。そして、関数によって計算された結果を「戻り値」(もどりち)と言います。

クマちゃん
クマちゃん

戻り値ってなに?

引数/関数/戻り値の関係

料理に例えると引数は材料、関数は調理、戻り値は出来上がった料理に相当します。

八百屋のおじさんがVLOOKUPを使ったら

八百屋さんの売上管理を例に、「商品コード」を指定して商品リストから「品物」と「単価」を取得する関数をご説明します。

VLOOKUPを使うときはこんなとき

商品コードを入力すると、自動的に商品リストから品物名と単価が表示されるようにします。

八百屋のおじさんとしては、商品コードを入力するだけで品物と単価をいちいち入力する必要もなくなりますし、間違って入力してしまうこともなくなります。

さらに、表品リストに誤りがあった場合、VLOOKUP関数を使っていると、商品リストを変更すれば自動的に売上リストにそれが反映されます。

これは八百屋のおじさんにとっては便利な限りです。

引数

1つ目の引数:検索値

検索値には、商品リストの中にある取得したい商品コードを指定します。

2つ目の引数である「範囲」と関連しますが、商品リストにはA003があるので、検索値にA003を指定することで、まずはこの行をとってくる下準備となります。

2つ目の引数:範囲

範囲には、検索したい範囲を指定します。

書き方としては、「左上のセル」と「右下のセル」を「:」(コロン)でつなぎます。

一番左の列は検索値の列が当たるように範囲を指定します。

さらに、図のように$(ドルマーク)をつけることで「絶対参照」というコピーしてもずれない指定ができます。VLOOKUPを使うときに範囲をあえてずらすことはほとんどないので、必ずつけると覚えておくと良いと思います。

Point!
  • 「左上のセル」と「右下のセル」を「:」(コロン)でつなぐ。
  • 一番左の列は検索値が含まれるように指定する。
  • $(ドルマーク)をつける。

3つ目の引数:列番号

列番号には、範囲の中から取得したい列を番号で指定します。範囲の一番左端が1で、右にいくほど2,3,4…と順に増えます。

図では品物(C3セル)の場合は”2″を指定しています。これは2つ目の引数で指定した「範囲」において、品物が2列目にあるからですね。同じように、単価(D3セル)では、3列目を指定するために、列番号に”3”を指定しています。

4つ目の引数:検索方法

検索方法では、「完全一致」か「部分一致」を指定します。

ここだけ他の3つとは少し変わった引数で、0か1、もしくはFALSEかTRUEで指定します。

部分一致は間違ったデータをとってくる可能性があるので、基本的には”完全一致”を使うようにすれば間違いないと思います。

検索方法指定方法結果
完全一致0 または FALSE完全に一致したものを探す。
部分一致1 または TRUE近似値(似た検索値)も含めて探す。
サメハダ
サメハダ

実は、あえて部分一致を使うことで便利になるケースもあります。部分一致についてはまた別の機会でご紹介します。

計算結果

引数を4つ指定して、カッコで閉じて、エンターキーを押してみます。

図のように「だいこん」と「50」が取得されました。

便利な使い方

別のシートを検索する方法

セル範囲の前に、「シート名+!」を記載すれば別シートの表でも参照することができます。

サメハダ
サメハダ

他にもいろいろな応用技があるよ。また今度紹介するね。

まとめ

今回はエクセル関数の登竜門ともいえるVLOOKUP関数をご紹介しました。

どうじても難しいと感じる方は特化した書籍もありますのでご参考ください。

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感想(0件)

使いこなせるととても便利なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

今回は以上です。それでは引き続き一緒にがんばりましょう!

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