【トライオートETF】TQQQ/最適な利確幅を徹底検証③

こんにちはサメハダです。

パート1、パート2に引き続き、トライオートETF、TQQQの最適な利確幅を検討します。

今回は、TQQQの日足過去データを分析し、定性面から投資戦略を練りたいと思います。

フグっち
フグっち

気楽に楽しんでね!

パート1、パート2の振り返り

フグっち
フグっち

前回、最適な利確幅は”30ドル超”って言ってたよね?

パート1での確率変数モデルによるシミュレーション、パート2でのインヴァスト証券提供のビルダーでのバックテスト、どちらも結果も最適な利確幅は”30ドル超”という結果となりました。

しかしながら、実際に30ドル超に設定するのであれば、原資産を直接購入した方が良いということになり、トライオートETFをやめることになってしまうのです。

そこで、最適な利確幅の定義を”最大のリターン”でなく”想定リターン”とし、”自動売買の効用”について考えてみようという流れでした。

”効用”で利確幅を考える

自動売買の効用について

自動売買のメリットと特徴

インヴァスト証券HPにヒントがあります。

自動売買のメリット(HPより)
  • コツコツと確定利益を積み重ねる
  • 寝ている間も自動で取引
  • 感情に惑わされない
インヴァスト証券HPより

ココが忘れてはいけないポイントだと思います。

自動売買の効用

つまり、自動売買機能によって私たちは、寝ている間も感情に惑わされることなくコツコツと確定利益を積み上げることができるのです!

コツコツな確定利益は”良くない”と考えるならば、現物ETF保有を選択するのが良いと思います。

コツコツな確定利益は”良い”と思うならば、自動売買を選択すれば良いと思います。そのために、最大リターンを多少犠牲にしてスプレッドなどの手数料を支払っているという構図です。

かめ君
かめ君

まあ、そりゃそうですよね。

また、この先必ずしも上昇局面が続くとも限らないので、リスクヘッジの意味でもコツコツな確定利益は良い選択だと考えられます。

約定頻度による投資戦略

クマちゃん
クマちゃん

で、結局どうするの?

ここからはさらに私の持論が強くなります。

リターン金額の大きさで利確幅を決められないのであれば、”約定の頻度”で決めるのはいかがでしょうか。

利確幅の決め方
  1. なんとなくで適当に決める
  2. 約定の頻度で決める

1番は個人の自由意志にまかせるとして、2番を検討してみたいと思います。

日足データの分析

高低差を考える

TQQQの日足データを使って高低差を計算し、簡易的に約定頻度を算出します。

データのダウンロード

今回もデータはインベスティング・ドットコムさんからダウンロードしています。

タコさん
タコさん

Investing.comさんいつもありがとうございます!

2010/2/11からの日足データを取得できました。

日足データの高値と安値の差を”値動きの最大値”=”価格差”として集計します。なお、日足データからは下落か上昇かの判別がつきません。厳密には上昇は売れる可能性がありますが、下落は売れない可能性があります。しかし、下落の後には上昇があるという前提のもとこの2つは区別せずに取り扱います。

1day高低差
  • 日足の高値と安値の差を1day高低差とする。
  • 始値と終値も考慮せず、下落と上昇は区別しない。

さらに、同様に2日間の値動きにおいても高値と安値をそれぞれ比較し、値動きの最大としての価格差を集計します。1day高低差同様、上昇と下落は考慮しません。考えられるパターンとしては次のようになります。

2days高低差
  • 2日間の日足の高値と安値の差を2day高低差とする。
  • 始値と終値も考慮せず、下落と上昇は区別しない。

そして、念のために3日間の価格差も作りました。ローソク足の図は割愛させていただきます。

3days高低差
  • 3日間の日足の高値と安値の差を3day高低差とする。
  • 始値と終値も考慮せず、下落と上昇は区別しない。

なお、時期によって基準価格が大きく異なるため、高低差は金額ベースではなく割合ベースで計算しました。

サメハダ
サメハダ

では計算結果をみていこう!

高低差の計算結果(全期間:2010年~2021年)

結果は次のようになりました。中央値青線で表示しています。また一つの基準として高低差5%のところに赤線を入れています。

1day高低差
2days高低差
3days高低差

期間が大きくなるほど、高低差も大きくなりやすいです。そのため、ヒストグラムの山は1days高低差では5%の赤線の左側にありますが、2days、3daysとなるにつれて、右側へ寄っているのが確認できます。同じ理屈で中央値も右へ寄っていきます。

全期間の中央値
  • 1day高低差・・・3.23%
  • 2days高低差・・・5.15%
  • 3days高低差・・・6.70%

高低差データの使い方

クマちゃん
クマちゃん

高低差ってどうやって使えばいいの?

サメハダ
サメハダ

例えば2日に1回は50%の確率で約定(新規or決済)がほしいとき、2daysの中央値である5.15%より小さい利確幅にするという戦略になるよ!

高低差データの使い方をご説明します。

基本的には、利確幅<高低差(利確幅より高低差の方が大きい)ときに、約定(新規or決済)が生じると考えます。

1day、2days、3daysはそれぞれ独立したものと考えて問題ないと思うので、どれを使っても良いです。例えば間をとって2daysを使用するとします。

「2日間で最低でも1回は50%の確率で約定(新規or決済)がほしい」と考えた場合、50%点は中央値であるので、5.15%より小さい利確幅にする戦略になります。例えば足元の基準価格が100ドルだとすると、高低差5.15%は5.15ドルとなります。従って利確幅を5ドルにするという決定になります。

そして、高低差と%点の関係はが成り立ちます。

高低差と%点の関係
  • 50%の確率で約定がほしい→50%点(中央値)の値を見る→利確幅5.15%(つまり5.15ドル)
  • 利確幅5.15ドル→50%点とわかる→50%の確率で約定する(発生確率【逆】

【逆】で考えた方がわかりやすいく情報量が多いです。改めて結果を利確幅発生確率の表として表します。

利確幅と約定発生確率の対応表

利確幅と発生確率の対応表(全期間)

こちらが全期間の利確幅と発生確率の対応表です。かなりすっきりしました。

この表によると、例えば利確幅4ドルの時は、1日の約定発生確率が36%、2日間での約定発生確率が69%、3日間での約定発生確率が84%とわかります。もしも1日の確率を50%まで上げたいと考えた場合は、利確幅を3ドルにしてみましょう。すると利確幅3ドルの場合の1日の約定発生確率は55%なので、希望通りとなります。

まん太
まん太

希望する発生確率に応じて利確幅を考えるんだね!

利確幅と発生確率の対応表(1年ごと)

さらに、時期によってボラティリティが異なる可能性があるので1年ごとの対応表を作成しました。

1day

2days

3days

やはり、年によっては発生確率が変わります。

2017年は全体的に低ボラですが、2020年~2021年はかなり高いボラティリティのようです。

ボラティリティが年によって大きく変わることを留意しておく必要があります。

サメハダ
サメハダ

ここまでたくさん表やグラフがでてきましたが、お付き合いいただきどうもありがとう!

TQQQ投資戦略と利確幅

最終的に私が妥当と思う利確幅とその根拠についてお伝えしたいと思います。

サメハダおすすめの利確幅

5ドル

私は、5ドルを最有力として考えています。根拠は3つあります。

根拠①

今回パート3の分析の結果における2daysの52%に納得感があるため5ドルを推奨したい。

さきほどの全期間の表です。
根拠②

これまでトライオートETFでTQQQを売買した肌感覚として、4ドル~5ドルが最も安定感があると感じている。さらにパート1と2の分析結果では上昇局面では利確幅は大きいほど有利という結果であったため、5ドルを推奨したい。

根拠③

相場によって短期的には2ドル~8ドルの間で優劣が発生する可能性がある。5ドルに設定することでプラスマイナスの調整がしやすいと考えられる。

以上3つの根拠を述べさせていただきました。

無限ナンピンの自動売買ツール使用する以上は、最大のリターンを考えるよりも、普段から発生する確定利益が自身の効用と合っているかが重要になると思います。

1回の確定利益が少ないと感じる場合は利確幅を上げる、確定頻度が少ないと感じる場合は利確幅を下げる、自身の満足度があがる設定を自分で見つけにいくのが大切なのだと考えています。

レバレッジをかけることでリターンは数倍になりますが、利確幅等の設定だけではリターンに大きな変化はないのだと思っています。

かめ君
かめ君

自分に合った設定を見つけるんだね!

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はインヴァスト証券のトライオートETF、TQQQの最適な利確幅検証の第三弾として、ヒストリカルデータを集計し、利確幅と発生確率の対応表を作成しました。

また対応表から個人的には推奨する利確幅を5ドルといたしました。

今回の結果がすべてではありませんが、なかなか面白分析ができたと思います。

今回分析に使用したデータは日足でしたが、TQQQの分足があればもっと詳しい分析ができるかもしれません。(データが存在するのかわかりませんが。)

上昇、横ばい、下落どの局面でも利益を出せるようにリスク管理された設定については今後深堀していきたいです。

今後もTQQQで利益を上げていけるようがんばりたいですね。

今回は以上です。それではまた次回!

フグっち
フグっち

おつかれ~

インヴァスト証券公式HP

トライオートETF

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