こんにちは、サメハダです。
皆さんトライオートのロスカットレートについてキチンと計算はできていますか?
私は安全第一でそもそもレバレッジをかけていないため、これまであまり気にしていませんでした。
しかし、最近の高値更新によって運転資金管理の重要性が益々増してきたと思っています。
今回は、公式HPに沿ってロスカット値幅の計算したいと思います。

ロスカット値幅をマスターするぞ!
全体像
公式HPの計算方法
INVAST NAVIのQ&Aでは、”ロスカットまでの値幅”に関して計算式が明確に示されています。

日本銘柄と米国銘柄がありますが、今回はTQQQを想定し、米国銘柄を計算したいと思います。
ロスカット値幅を計算する
必要な項目は4つ
改めて式を確認しましょう。必要な項目は4つです。
$$ロスカットまでの値幅=\frac{有効証拠金-必要証拠金}{保有口数-ドル円レート}$$
各項目を確認する
それぞれの数値は取引画面から確認できます。
項目 | 確認方法 | 数値例 |
---|---|---|
①有効証拠金 | 取引画面の数値を使う | 1,000,000円 |
②必要証拠金 | 取引画面の数値を使う | 50,000円 |
③保有口数 | 取引画面の数値を使う | 20口保有 |
④ドル円レート | Yahooなどなんでも | 110円/㌦ |
実際の計算
上記の数値例を使ってロスカットレートまでの値幅を実際に計算してみます。
$$ロスカットまでの値幅=\frac{有効証拠金-必要証拠金}{保有口数-ドル円レート}$$
$$=\frac{1000000(円)-50000(円)}{20(口)×110(円/㌦)}=\frac{950000}{20200}=47㌦$$
計算結果は47ドルでした。仮に今の価格が127ドルだとすると、127-47=80ドルでロスカットになる見込みです。

ロスカット値幅の計算ができました。
リスク管理としてどうか
ロスカット値幅の計算を終えて気づいたことがあります。
ロスカット値幅から安全性は計算できない
それは、ロスカット値幅が現在のポジションにおけるロスカット価格を把握するためのものであり、価格が大きく下落したとき計算結果が大きく変わるということです。
価格が大きく下落したときは、基本的に保有口数が増え、有効証拠金と必要証拠金が原則減ることになります。ドル円レートももちろん変わります。金融ショッククラスの下落時でも安全性を確保したいと考えるならば、ロスカット値幅とは別の考え方が必要と思われます。
- 有効証拠金・・・基本的に減少
- 必要証拠金・・・基本的に減少
- 保有口数・・・仕掛け次第で増加
- ドル円レート・・・常時変動する
ロスカット値幅を知る目的
では、そもそもロスカット値幅はなぜ存在し、どのように活用するのが妥当なのでしょうか。
あくまで私の個人的な意見ですが、高いレバレッジを掛け、狭いレンジにトラップを仕掛けたかなり攻めた投資家が、突然死(Sudden death)までのレートを計算するために使われる指標なのではないでしょうか。これはレバレッジを掛けることが一般的であるFXの発想が強くあるのかもしれません。必要証拠金額が前営業日の終値を元に算出されていることからも推察できます。

各種証拠金の金額もリスク管理上それほど重要性はない
公式Q&Aではさらに各証拠金の意味についても説明があります。

似たように単語がたくさんありややこしいですね。実はもともとはこれらの用語を分解して研究しようという企画でしたがいったん保留にしました。理由はこれまでご説明したとおり、ロスカット値幅からロスカットゼロの究極の安全性を計算できないと気付いたからです。

ただ、各証拠金の計算は個人的に興味があるのでリスク管理とは別のテーマでいずれ分析したいと思っています。
ロスカットゼロの計算
では、ロスカットが原則あり得ない究極の証拠金額の計算はどうなるのでしょうか。
後半の記事を繋げたいと思います。

後半もよろしくね!
後半記事は近日公開予定です!
ここまで読んでいただいてありがとうございます。まとめについても後半に記載したいと思います。
インヴァスト証券公式HPはこちらです。
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