好きな言葉や格言を思うがままに書いています。
今回がシリーズ初投稿です。
気軽にお付き合いください。
二ーバーの祈り
主よ、
ラインホールド・ニーバーの祈り(短文)邦訳Laudateより
変えられないものを受け入れる心の静けさと
変えられるものを変える勇気と
その両者を見分ける英知を我に与え給え。
「二ーバーの祈り」と呼ばれています。
私は無宗教ですが、すごく参考にしている考え方です。
こちらの言葉は、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバー(1892–1971年)が作者であるとされています。無題だった祈りの言葉で、日本語では「平穏の祈り」「静穏の祈り」との呼称されているようです。
アルコール依存症や神経症を克服するプログラムにも採用されて有名になったそう。
吾妻ひでおさんの『アル中病棟失踪日記2』でも依存症克服の集会で唱える姿が描かれています。
こちらの本は明るくポップなタッチでダークな話が淡々と展開されていくため、読みやすく面白いです。
自分と他人の課題を見極めることが重要
他人との境界線があいまいだと、人生で問題に直面しやすくなります。
どこまでが自分の問題で、どこからが相手の問題かを見極めて適切な境界線を設けることが大切です。
アドラー心理学の課題の分離と言われる考え方が役に立ちます。
誰の問題なのか見極めて、他人の問題には口を出さないようにする。たとえそれが親子のような近い関係であっても。
なぜならば、「ある選択を最終的に受け入れるのは誰か」と考えたときに、間違いなくその当事者しかいないからです。
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」
このような考え方に近いと思います。
他人の問題=変えられないもの
二ーバーの祈りの「変えられないもの」は他人の問題にあたるのかもしれません。
現実は、他人から不愉快なもの言いをされるときもあります。
良かれと思って自分からおせっかいを焼いてしまうときもあります。
人間関係あっての生活なので、自分と相手を完全に切り離すのは難しいです。
だから悩みは尽きない。
でもその悩みを受け入れつつ、心の平穏を保っていくという心がけが大切だとこの言葉が教えてくれます。
自分の問題=変えられるもの
祈りの中の「変えられるもの」は自分の問題だと思います。
インターネットが反映し、個人のビジネスや情報発信が簡単にできるようになりました。
ノウハウや情報も調べれば手に入るようになっています。
最も大事なものは「行動力」であり、考えるよりまずはやってみること。やりながら試行錯誤すれば良い。
ホリエモンのようなインフルエンサーやビジネスの成功者たちは口をそろえてこう言っています。
「自分を変えるのは自分しかいない」
自分を信じて、新しものへ挑戦する勇気を、行動する勇気を持ちたいです。
二つを区別する英知
心の静けさ勇気のどちらを持ち合わせても、その区別が間違っているとうまくいきません。
区別が最も難しいと思うのです。
例えば、政治・経済・芸能に対する不信感や憤りを感じることがあります。
公害問題などには立ち上がって反対運動をすることもあるでしょう。
完全に何もしないのも良くないし、過激に活動することも良くない。
主張して行動するけれど、極端になりすぎてはいけない。
また、親子の問題も押し引きが難しい。完全に他人行儀になるのは不可能です。しかし、親も人間なのでいくら努力しようと私見が入ります。子どもから予想外の反発を受けることもあります。
この見極めは難しく、やってしまって後から「失敗した」と反省することもあります。
日々の生活で自分の行いを振り返ったとき、そのような気持ちを慰めてくれる。
この言葉はそんな意味があると思います。
最後に
つらつらと思ったことを書いてしまいました。
完全に雑談ですので気軽に楽しんでいただければと思います。
今後はこんな雑記ジャンルも増やしていきたいと思います。
今回は以上です。ではまた。
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