
つけはじめは慣れなくて苦労するかもしれないけど
ひとつずつ進めていこう!

はーい!
3つのレベルとは
はじめから帳簿を2つともつけようとすると負担が大きいです。
挫折してしまわないよう、つける帳簿の優先順位と考え方についてご紹介します。
レベル | 残高表のつけかた | 損益表のつけかた | (参考)サメハダの取り組み期間 |
---|---|---|---|
1.初級 | ○正確につける | ✖つけない | 約3回分(約3か月間) |
2.中級 | ○正確につける | ▲つけるが正確でなくてよい | 約6回分(約6か月間) |
3.上級 | ○正確につける | ○正確につける | その後数年 |
各レベルの考え方
初級について
この段階では、残高表だけつけるようにして、損益表はつけません。
まずは残高表をつける作業に慣れるようにしましょう。

なお、基本的のは月末に行う集計ですが、練習であれば何日に行っても大丈夫です。
例えば10日、20日、30日と短い期間で練習を重ねて本番に備えるという手もあります。
残高表を2ヵ月分つくると今回と前回の増減がわかります。
図では増減が+200なので、200貯金できたということになりますね。
この段階では、損益表はつくりませんので正確な内訳はわかりませんが、残高表の増減から家計の様子を知ることができます。
まずは、この増減をしっかり把握できるようにしましょう。

まずは初級からだね!
中級について
残高表をつけることに慣れてきたら、次は中級にはいります。
この段階では、残高表に加えて、損益表も作成します。
ただし、損益表は収支の記録→集計と、作成するのが大変なので、完成度は気にせずに作成することを目標にとりくみましょう。
損益表の金額が、残高表の増減と一致しなくても気にしなくて大丈夫です。

図では、残高表の増減が+200なので、損益表が+300となって一致していません。
受け取ったお金600、支払ったお金300のどちらか(もしくは両方)が間違っている可能性が高いのですが、この段階ではそのようなさらなる確認はやらなくてOKです。

ずれても「それが普通」くらいに考えておけばいいよ。
本当は一致するということだけわかっていればOK!
上級について
さて、損益表をつけることにも慣れてきたら、最後の段階です。
この段階では、残高表も損益表も作成し、できるだけ2つを一致させるように努力します。

図では、支払ったお金を400に修正しましたところ、損益表は+200に修正されました。
これで残高表の増減と一致したことになります。
今後はこの状態の家計簿をもとに生活の改善をしていくことになります。

これであなたの家計簿が完成したよ!
金額があわないときはドコをみるか
実際は、1円単位で合わせるのはとてもむずかしいです。
ある程度あっていれば問題ないので、神経質になる必要はありません。
あわない場合は次の項目を確認してみましょう。
<資産>
- カウントしていない資産はないか。
- カウントしていない銀行の口座はないか。
- カウントしていない商品券、電子マネー、ポイント残高はないか。
- タンス預金の金額は正しいか。
<負債>
- カウントしていない負債はないか。
- 負債の金額は月末時点のものか。
- 負債としてのクレジットカードにすでに支払い済みのものをカウントしていないか。
<収入>
- カウントしていない収入はないか。
- カウントしていないキャッシュバック、ポイントバックはないか。
<支出>
- カウントしていない支出はないか
- ポイントで支払った買い物などで記録していない支出はないか
- 銀行振替の支出でカウントしていないものはないか。
上記のようなポイントで数値が正しいかを確認していくことになります。
かなり思考錯誤の作業ですが、たくさんの改善点が発見できる大切は作業なので、夫婦で時間をとりひとつひとつ確認しながら取り組みましょう。
しかし、中には確認してもわからないものもありますので、最後はあきらめも肝心です。
ちなみに、サメハダ家では数万円の差は許容範囲としています。
- 数万円の差は許容範囲。
- 目標は1万円以内、多くても10万円以内の差におさめたいところ。
まとめ
挫折しないために、3つの取り組むレベルについてご紹介しました。
継続が大切ですので負担のない初級レベルからスタートしましょう。
そして、2つの帳簿の金額差が少ない家計簿ほどしっかりした家計の分析ができるので、上級レベルでは良いものができるようがんばりましょう。

初級からおねがいします!
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