前の記事では残高表と損益表のやくわりとはたらきについて簡単にご紹介しました。
続いて”損益表”についてさらに詳しくご紹介します。
損益表のやくわり
前の記事で、損益表は月間で受け取ったお金と支払ったお金の差し引きを示すということをご紹介しました。
損益表は”月間で受け取ったお金と支払ったお金の差し引き”を示します。

さっそく損益表の項目には、どのようなものがあるかを具体的にご紹介します。
損益表の項目
収入とは
損益表に記入する”受け取ったお金”とは収入というグループになります。
収入には次のようなものがあります。
損益表には収入を記入する。
- 給料
- ボーナス
- 年金
- キャッシュバック
- メジャーなポイント(楽天P、LINE残高、メルペイなど)
- 配当金
メジャーなポイントについては生活と強く関連するものがあれば記入しましょう。
少額であれば記入しなくても問題ないと思います。
数字がずれるのが心配であれば「その他収入」という項目にまとめても大丈夫です。
残高表についてのご紹介したとき、株式などの有価証券は記入しないか別表管理にする方がよいとご紹介しました。
ただし、配当金を受け取った場合、配当金は現金なので損益表にも記入しましょう。
考え方として損益表に記入する項目と残高表に記入する項目はマッチさせるようにするということが大原則となります。
出来事の例 | 残高表での扱い | 損益表での扱い |
給料として現金を得た | 現金の残高を記入しているので ➡ | 収入として記録する |
Suicaで交通費を支払った | 電子マネーの残高を記入しているので ➡ | 支出として記録する |
配当金を円貨で得た | 現金の残高を記入しているので ➡ | 収入として記録する |
配当金を外貨で得た | 外貨預金の残高は記入していないので ➡ | 記録しない |
配当を株式で得た | 株式の残高は記入していないので ➡ | 記録しない |

オッケー!
自分の収入源を確認しよう
あなたの収入源としてどのような項目があるか確認してみましょう。
月によってはあったりなかったりする項目でも欄を用意する方がわかりやすいです。
あなたの収入項目を書き出してみましょう。
区分 | 項目 | 金額 |
収入 | 給料 | 100 |
収入 | ボーナス | 0 |

こんなかんじ!

収入は簡単だったかな。
次は支出について紹介するよ。
支出とは

支出はだいじだね!
いよいよ支出のはなしです。
支出の項目設定は家計簿をつける上で最も重要なポイントだと思います。
これまで家計簿に挑戦したことがある人の中には、支出項目の部分がごちゃごちゃしたからやめてしまったという人もいるのではないでしょうか。
まずは支出項目の一般的な例をみていきましょう。
支出は”固定費”と”変動費”に大きく分けられます。
- 家賃
- 水道光熱費(電気代、ガス代、水道代)
- 通信費(スマホ代、インターネット代)
- 保険料
- 税金 など
- 食費
- 日用品費
- 医療費
- 交通費・ガソリン代
- 交際費・娯楽費
- 特別費 など
損益表には支出(固定費と変動費)を記入する。
自分にあった支出項目を考える
支出の項目は細かく分類しようとするといいくらでも細かくできてしまいます。
細かい分類の方がより詳しい情報が得られるのは確かですが、入力の分析の手間が増え、最終的には自分でも何がどうなっているのかわからなくなりがちです。
オススメはスマホアプリの項目の初期設定の項目から始めてその後少しずつ増やしていく方法です。
自分のライフスタイルに合わせて分割したり、合わせたりしましょう。
きっちりやろうとすると疲れてしまうので、最初はおおざっぱな状態から初めて徐々に良くしていきましょう。
家計簿をつけることを目的とせず、家計簿を活用することを考えて、思い切って少ない項目から初めて見るのも手です。
スマホに記録する際にメモ欄を活用すれば、項目の内訳についてはあとから確認できるので安心してください。
また、固定費と変動費は定義によって変わることがありますし、人によって好みがちがいます。
どちらに分類するかはそれほど重要ではないので、こだわらなくて大丈夫です。
- 支出の項目は少なめから始めよう!
- 固定費と変動費の分類は好きな方でOK!
- 自分が活用しやすい項目をさがそう!

はーい!
自分にあった支出項目を設定しよう
スマホアプリの項目設定を更新してみましょう。
途中でかわることが多いので気楽に好きなようにはじめてみてください。
あなたの支出項目を設定しましょう。
区分 | 項目 | 金額 |
固定支出 | 家賃 | 30 |
固定支出 | 水道光熱通信費 | 5 |
変動支出 | 食費 | 10 |
変動支出 | 生活費 | 5 |
変動支出 | 娯楽費 | 20 |
変動支出 | 特別費 | 10 |

シンプルにしてみました!

すごくいいね!
損益表を完成させる
それでは今回も収入項目と支出項目をあわせて一覧にしてみましょう。
それから差額を計算して”収支合計”として表示します。

これであなたの損益表が完成です。

むずかしいテーマだったけどよくできたね!
項目はすこしづつ更新していこう!
まとめ
今回は残高表に引き続き、損益表の役割と収入支出などの項目についてご紹介しました。
こちらも専門的な用語が多くややこしい内容なので最初から理解する必要はないと思います。
慣れていくうちに自然にわかってくるものも多いです。
残高表についてはこちらでご紹介していますので良ければご覧ください。
それでは引き続き一緒にがんばりましょう!
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