こんにちは、サメハダです。
みなさん「FIRE」したいですよね!?
個人的には「セミリタイア」や「サイドFIRE」を目指す人が多いと感じていますが、これらはどう違うのでしょう。
今回は、『FIRE』の種類を解説したいと思います。
FIREとは
FIREムーブメント
FIREとは「経済的独立と早期退職」を意味する言葉です。
そしてFIREムーブメントは、「FIREを目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメント」です。2010年代からアメリカの若者を中心に広まった考え方で、日本でも人気が高まっています。
- Financial Independence, Retire Early・・・経済的独立と早期退職
- FIREムーブメント・・・FIREを目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメント(Wikipedia)
4%ルール
FIREが成立するための最も重要な要素が「4%ルール」です。
簡単にまとめると次のような内容です。
- 通称「トリニティスタディー」と呼ばれる研究を裏付けとする資産の取り崩し方法
- 研究では、アメリカの株式と債券を3:1の比率で保有した場合、初期資産の4%を定率で取り崩しても30年後には高確率で資産が残っているという分析結果。
- よって、毎年の支出の25倍の金額を貯蓄することが一つの目標となる。

トリニティスタディの詳細については今後ご紹介します!
FIREの種類
参考サイト
海外のこちらのサイトにもFIREのバリエーションが紹介されていました。原文のリンクを張っておきます。

- Fat FIRE / ファット・ファイヤー
- Lean FIRE / リーン・ファイヤー
- Barista FIRE / バリスタ・ファイヤー
- Coast FIRE / コースト・ファイヤー
Fat FIRE / ファット・ファイヤー
平均的な退職後の投資家よりも多くの貯蓄を保有しており、通常レベルの生活水準を維持できている状態。
「Fat」は脂肪、肥満という意味もありますが、「豊かな」という意味があります。
ファット・ファイヤーはいわゆる”お金持ち”で蓄えが十分あるので、働く必要がないし、生活を切り詰める必要もない、という状態ですね。
通常より多くの資産を形成してからリタイアするので、普通の人がこの状態を目指すには、かなりの高収入になり、高額な資産を形成する必要があります。
節約の必要がないということがポイントですね。
Lean FIRE / リーン・ファイヤー
極端な節約を徹底し、ミニマムリストとしてより制限されたライフスタイルを必要とする状態。
「Lean」とは「やつれた」という意味です。
生活費を抑えるために、物価の安い地方に住むなどの努力が必要となります。
言葉の意味は良くありませんが、精神的な豊かさを重視する今の時代においては、働かないために生活費を切り詰めることは一つの価値観として尊重できる気がします。
がむしゃらに働くことに疲れてしまったり、窮屈な職場環境に嫌気がさしている人には良い方法かもしれません。
支出を減らすことは一般的に収入を上げることより簡単で短期的に効果が得られるため再現性が高いです。
家族がいる場合は難しいそうですが、独身だと可能かもしれません。
ミニマリストとまではいかないまでも、FIREを目指せば少なからず生活費を見直しは発生するので参考にしたい考え方です。
Barista FIRE / バリスタ・ファイヤー
一般的な9時から17時までの仕事を辞めたが、退職後の生活費をまかなうためにパートタイムの仕事をしている状態。
「Barista」とはもともとイタリア語で、カウンターに立ちエスプレッソをはじめとするコーヒーを入れる職業やその職人のことを指します。
ある程度の資産を持ちリタイヤすることでフルタイムに仕事からは解放されたものの、生活費を補うためにバリスタのようパートタイムの仕事をしている状態です。
これは「セミリタイヤ」「サイドFIRE」と同じ意味だと思われます。
「パートタイムの仕事」は日本だと単価の安いアルバイトのようなイメージがありますが、バリスタ・ファイヤーは”好きな仕事・楽しい仕事”の意味合いを含んでいます。
どんな仕事をするか選択肢が自分にあるということです。
ある程度の貯蓄があるため、従来のライフスタイルのように会社に依存し、仕事に拘束されることがなくなります。

サメハダもこの状態を目指しています!
パートタイマーとしての収入を見積もることで、バリスタ・ファイヤーに必要な貯蓄を逆算することができます。
ファット・ファイヤーに比べ、必要な貯蓄が少なくて済み再現性が高まります。
仕事はつらい面もありますが、労働そのものが喜びだったり、社会資本として人との繋がりを持てる機会なので、リタイヤ後も少しは働きたいと考える人は多いと思います。
定年退職後もボケ防止のために働くという考え方は昔からありました。
バランスが良く再現性も十分高い考え方なので多くの方に指示されている目標です。
Coast FIRE / コースト・ファイヤー
パートタイムの仕事をしているが、退職後の生活費をまかなうための貯蓄がある状態。
「Coast」とは「海岸」「楽に暮らす」という意味です。
海岸で生活するように、悠々自適で晴耕雨読の生活をするイメージでしょうか。
バリスタ・ファイヤーと似ていますが、違いは貯蓄が十分にあるということです。
コースト・ファイヤーでは、生活費のために働く必要がないので、精神的にリラックスして仕事ができ、結果的にその仕事も上手くいくという好循環がうまれそうです。
実はコースト・ファイヤーの定義は複雑です。海外では、「退職後の生活費を賄うための貯蓄」を将来価値で判断する考え方もあります。例えば30歳で1,820ドルの投資を行えば、年利5%の運用で65歳時点で100万ドルの資産が形成できる計算になります。この場合、30歳で1,820ドルの投資ができた時点でコースト・ファイヤー達成となるようです。
不確実性があるのでこの記事ではこのような考え方は除外しています。興味がある方は海外のサイトを調べてみると面白いと思います。一例として今回参考にした海外サイトのリンクを貼っておきます。

種類の一覧
ここまでの情報をまとめた表を作成しました。

ファット・ファイヤーの生活水準を「高い」としましたが、「普通~高い」くらいかと思います。
また、先ほども触れましたがコースト・ファイヤーの定義は複雑なので今後の状況をチェックです。
今後「セミ・リタイア」「サイド・ファイヤー」に加えて「バリスタ・ファイヤー」という言葉が定着するのかにも注目です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はFIREの種類について海外サイトの情報と個人的な見解を含めてご紹介しました。
「FIREはプロセスそのものに意味がある」と言われます。
他人と比較せず、自分の人生をどのようにして豊かにするのかポジティブに考えていけると楽しいですね。
今回は以上です。引き続き一緒にがんばっていきましょう!
ではまた。

最後まで読んでくれてありがとう!
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